残存効果でフォームを改善へ!ランニングマスターⅡ
        残存効果でフォームを改善へ
「ランニングマスターⅡ」
        RUNNING
MASTERⅡ
    
    「ランニングマスターⅡ」
MASTERⅡ
理想の走り方をマスターするトレーニング


月刊陸上競技2021年12月号掲載
速い選手とそうでない選手は何が違うのだろうか。筋力、体格、ピッチの速さ、ストライドの長さなど考えられる要因はいくつもあるが、大きな違いを挙げるとすれば「フォーム」ではないだろうか。
            もちろん、誰しもが同じフォームで走れるわけではないが、今より効率の良い動きができればさらにタイムを縮められる可能性は高いだろう。
そこで、ランニングフォームの研究を長年続けている田邉潤先生(早大本庄高・埼玉)に、自ら開発・監修したニシ・スポーツの『ランニングマスターⅡ』を使ってフォームを改良するトレーニングを紹介していただいた。
田邉 潤 氏
<プロフィール>
■ 埼玉・早稲田大学本庄高等学院教諭
■ 1957年12月14日生まれ
■ 神奈川・鎌倉高校→早稲田大学→筑波大学大学院
現役時代は走高跳が専門で、自己ベストは2m11。早大時代に1978年日本インカレ7位、79年関東インカレ3位などの成績を残す。現在は陸上競技部顧問として多くの選手を北関東大会、全国大会に導いている。


速い選手の共通点とは
速い選手の走る姿は美しい。ランニングフォームには「個性が出る」とよく言われるが、それでもトップアスリートのフォームが洗練されているのは誰が見ても明らかだろう。
つまり、速い選手のフォームには共通する〝何か〟がある。そこで役に立つのがニシ・スポーツが販売している『ランニングマスターⅡ』。速い選手のフォームを疑似体験し、そこに近づくためのアイテムだ。
考案者である田邉潤先生(早大本庄高・埼玉)は「残存効果」というキーワードとともにランニングマスターⅡの使い方を教えてくれた。
「ランニングマスターⅡは筋力を高めるというよりも、速く走る技術を短期間で向上させるものです。踵と腰をゴムで結び、良い動きを体感することで、装着後はスピードが出る走りが身につくようになっています」(田邊先生)
速い選手のフォームは、地面を蹴った後に脚が流れることなく素早く膝がたたまれるという特徴がある(写真1、2参照)。
これが脚の「引き付け」で、ランニングマスターⅡではゴムチューブが縮むことで通常よりも楽に引き付け動作ができる。また、次の1歩を踏み込む際にはゴムが伸びるため、脚を地面に力強く下ろす感覚を意識しやすい。

 
    
        腿上げなどでそういった感覚を身につけてからランニングマスターⅡを外して走ると、装着時の感覚が「残存効果」として残り、より理想的な動きがしやすくなるのだ。
「初心者だけでなく、上級者でもランニングフォームを考える上で役に立つと思います。もちろん、陸上競技以外のスポーツをしている人にも効果的です」(田邊先生)
繰り返すことで定着する
ランニングマスターⅡでは効率の良い脚の動かし方を覚えることで、ピッチとストライド両方の改善が期待できる。具体的には引き付け動作の改善でピッチが速くなり、接地が力強くなることでストライドが伸びるという仕組みだ。また、肩ベルトがあることで理想的なフォームを意識しやすいというメリットもある。
「通常であればミニハードルなどで時間をかけて習得する動きを、その場ですぐに体感できるのがランニングマスターⅡの良い点です。特に、外した直後は感覚の違いがわかりやすいと思います。踵がしっかり上下方向に動くようになって、直線的な引き付けができるようになります。接地時間も短くなります」(田邊先生)
では、ランニングマスターⅡは普段の練習にはどのように取り入れていくべきだろうか。
「練習の最初に、動きづくりとして導入するのが良いと思います。あまり日数を空けるのではなく、毎日繰り返すことで理想的なフォームが身についていきます」(田邊先生)
陸上競技の原点であるランニング技術を磨くには、良い動きの感覚を身体に覚え込ませることが肝心。ランニングマスターⅡの「残存効果」を活用し、速い選手の動きを自分のものにしていこう。
ランニングマスターⅡを使ったトレーニング例を動画でチェック
①腿上げ
『ランニングマスターⅡ』を装着しての腿上げ。1歩で30㎝を目安に少しずつ進む。足が地面に接地したらすぐに離すイメージで、踵を上下に動かすようにする。
②その場での腿上げ
『ランニングマスターⅡ』に牽引ベルトをつけてその場で腿上げをする。やや前傾し、踵を上下にまっすぐ動かすことを意識。補助者は座って引っ張る。
③スタート~中間疾走(腿上げ)
②と同様にベルトで引っ張ってもらいながらその場で腿上げをする。最初は前傾し、そこから身体を起こしていくことで短距離走のスタートから中間疾走までの動きをシミュレーションできる。
④動きながらの腿上げ
牽引ベルトをつけて1歩30㎝を目安に腿上げをしながらゆっくり進む。(補助者は半歩ずつ)
『ランニングマスターⅡ』を使ったトレーニング前後のスプリントフォーム
脚が上下にロスなく動くようになり、ピッチとストライドが改善している。

 
        
        
        ランニングマスターⅡ
装着して腿上げをすることでスピードを生み出す疾走フォームを習得
商品スペック
適応身長:145cm~185cm
            商品構成:チェストベルト(ウエストサイズ50~95cm)、チューブ×2本、アンクルストラップ×2個、牽引ベルト
            サ イ ズ:(チューブ)L55cm(牽引ベルト)L2.6m
            重  量:約660g
            材  質:(ベルト)ナイロン(チューブ)TPR
            台湾製


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